かぼちゃと言えば何を思い浮かべるだろうか?

ハロウィン。いやパンプキンスープか。はたまた皮が固い…

人それぞれかぼちゃにに対して思うことがあるだろうが、かぼちゃの名前の由来は知っているだろうか?

身近になっているかぼちゃについて今回は迫っていこう!

かぼちゃの名前の由来

かぼちゃの名前の由来は、諸説ありますがカンボジアから渡来してきたという歴史から、

「カンボジア産の野菜」や「カンボジア瓜」とよばれていたものがなまり、

後に野菜や瓜がとれて「かぼちゃ」となったという説が有力となっています。

(どうなったらカンボジア瓜からかぼちゃと呼べるのだろうかw)

その他の説では、日本に伝わった方法によって「日本かぼちゃ」の呼び方は二つに分かれると言われおり、

ひとつは「ボウブラ」「ボーボラ」、

もうひとつは「南瓜(なんきん)」「唐茄子(とうなす)」

という呼び方です。(南瓜はよく聞きますね!)

「ボウブラ」や「ボーボラ」は地方の方言が語源だといわれており、これはポルトガル人が「かぼちゃ」をカンボジアから伝えたとされている為、ポルトガル語での「かぼちゃ」や「瓜類の植物」をあらわすabóbora (アボボラ)に由来すると言われています。

もうひとつの「南瓜(なんきん)」「唐茄子(とうなす)」は、日本に持ち込まれる「かぼちゃ」が中国の南京の港から持ち込まれたという説により、「南京から持ち込まれた瓜」「南京かぼちゃ」「南瓜(なんきん)」と呼ばれたようです。

中国でも、「南蛮渡来の瓜」という事で、「南瓜(ナングァ)」と呼ばれています。

同じく「唐茄子(とうなす)」の語源は、唐の国からやってきた茄子という事で「唐茄子(とうなす)」と呼ばれました。

かぼちゃの歴史について

かぼちゃの歴史については、原産地はインド、ナイル河沿岸、ペルー、南アジアなど諸説ありましたが、近年中南米の遺跡の地層からかぼちゃの種が発見されメキシコやグァテマラ辺りの中南米の地域が発祥の土地だとされています。

発見されたかぼちゃの種より、当時の古代アステカ、インカ、マヤの人々はかぼちゃの種を食べていたという事がわかりました。

当時の品種は果肉部が苦く厚みも薄かったので種だけを食べていたのではないかといわれています。

日本へは、カンボジアでつくられた「かぼちゃ」が1541年にポルトガル船によって大分に伝えられたとされています。

その後、ポルトガルやスペインの宣教師達が日本に寄港した際に持ち込み、1573年頃に長崎に伝わってから日本の農家でも栽培されるようになりました。

中国品種は16世紀~17世紀の間に、アメリカ品種は1800年代半ばに日本に伝えられたといわれています。

日本での栽培は長崎をはじめとする九州から始まり、1620年頃には東北で、1670年頃には京都で、東京では1740年頃に栽培が始まりました。

南京かぼちゃとえびすかぼちゃについて

かぼちゃ

南京かぼちゃは、別名日本かぼちゃともいわれ、最近では大量流通はしていませんが日本料理店などの業務用では煮崩れしにくく扱いやすいので、根強く人気があります。

表皮色は様々ですが主に流通しているものはやや黒味がかった緑色のもので表面がごつごつとしているものが多いです。

食感はねっとりしていて、でんぷん質も少なく、甘みも控えめでさっぱりとした味わいですね。

西洋かぼちゃに比べて水分が多い為、生のままサラダなどにも使われる事があります。

また、えびすかぼちゃは西洋かぼちゃの一種で、黒皮栗南瓜(くろかわくりかぼちゃ)の種類の中に含まれます。

表皮の色が濃い緑色で、薄い緑色のストライプがはいるものも多いです。

果肉が粉質で、加熱調理する事により甘みが引き出され食べた時にホクホクとするタイプのかぼちゃです。

南京かぼちゃに比べると見た目では果肉の色が濃く赤みがかったオレンジ色をしています。

また、カロリーも高く、カロテンやビタミンCをはじめとするビタミン類も豊富です。

現在日本で食べられているかぼちゃでは主流のかぼちゃといえますね。

かぼちゃにはどんな種類があるの?特徴は?

かぼちゃには大きくわけて3種類あります。

1.「日本かぼちゃ」

ポルトガル人によりカンボジアから日本に渡ってきたとされています。

特徴としては、食感がねっとりしていて、でんぷん質が少なく、甘みも控えめでさっぱりした味わいです。

水分量は西洋かぼちゃより多いですが、煮崩れしにくく扱いやすいです。

主な品種としては「黒皮かぼちゃ」「菊座かぼちゃ」「小菊かぼちゃ」、

最近人気の「バターナッツ」や伝統野菜の「鹿ケ谷かぼちゃ」などがあります。

2.「西洋かぼちゃ」

19世紀にアメリカから飼料用として導入されました。

明治時代に品種改良が進み食用として急激に普及しました。

特徴としてはホクホクとして甘みが多く果肉が柔らかいです。

また、日本かぼちゃより、カロリーや糖度、ビタミンの含まれている量も高く、カロテンは5.5倍あります。

主な品種としては「えびす南瓜」「黒皮栗かぼちゃ」「坊っちゃんかぼちゃ」「赤皮栗かぼちゃ」や生食ができる「コリンキー」や「プッチーニ」も西洋かぼちゃの仲間です。

3.「ペポかぼちゃ」

元々が北南米の地域で作られていた品種で日本での栽培は少なかったのですが、日本の一部の地域では作っているものも多く、近年では金糸瓜(そうめんかぼちゃ)などの品種がでまわるようになりました。

「おもちゃかぼちゃ」などと言われる場合もあり、食用よりも観賞用として取り扱われることもあります。

味は淡白で、かぼちゃ単体で食べられるよりも他の食材と一緒に料理される事が多いです。

また最近注目されているズッキーニもペポかぼちゃの一種です。

主な品種としては、「ズッキーニ」「金糸瓜(そうめんかぼちゃ)」などがあります。

かぼちゃの主な産地はどこでなぜ特産なの?

産地:北海道

収穫量:82900t 全国の44.7%

日本のかぼちゃの生産量の半分の量を北海道が占めています。

北海道でかぼちゃが栽培されている地域は内陸部で昼夜の気温差が激しくその気温差により糖度が高いかぼちゃになります。

また、夏が長いのでかぼちゃの成長や収穫に必要な時間が長い時間とれ、質の高いかぼちゃを長期間にわたって生産することができます。

かぼちゃの町といわれている「和寒町」では茨城県の全体の生産量と同じくらいの量のかぼちゃを生産しており、有機栽培での生産に取り組むなど町をあげてかぼちゃの生産を後押ししている事も生産量が多い理由の一つとなっています。

産地:鹿児島県

収穫量:9130t 4.9%

鹿児島県ではブランドかぼちゃの一つである、「加世田のかぼちゃ」をはじめとする品種改良などに努め需要を増やすことにより、良質な気候とあいまって生産量を保っています。

産地:茨城県

収穫量:8090t 4.4%

茨城県では「江戸崎かぼちゃ」や「みやこかぼちゃ」「里川かぼちゃ」「茂宮かぼちゃ」「那珂かぼちゃ」などのブランドかぼちゃが数多くあり、それぞれの地域で品種改良や生産量の向上努力することにより生産量を年々あげています。

もともと茨城県は農作物の生産に適した水はけの良い土地であり、これからも県内のそれぞれの地域でのさらなるブランドかぼちゃの開発が楽しみにされています。

まとめ

かぼちゃと言えど、種類はとても多くありますね。

ちょっとした雑学を身に着けておくと、周りから食品専門家と呼ばれるかもしれませんね。